2013年10月18日
NCsoft、4度目の中国大陸攻略 [ Blade&Soul - 海外情報 , 情報・ニュース等 ] Tweet
●来月 「Blade&Soul」 で再攻略。過去作品の挑戦は全敗
NCsoft が 「Blade&Soul」 で、中国市場 4回目の挑戦状を出す。
(デジタルタイムス)
今まで中国市場は、韓国産ゲームの新しい成長動力の出口として認識されて来たが、
最近は現地企業の成長によって進入障壁が高くなり、韓国企業らが進出するのに困難を経験している。
17日、中国現地メディアの報道によれば、テンセントが来る 29日から、
「Blade&Soul」 の大規模 「アカウント保留テスト」 を進行すると伝えた。
今回のテストは、中国現地 5回目のベータテストで、
ベータテスト期間中に生成されたアカウント、及び、キャラクター情報は、
正式公開サービスへと移管される。
テンセントと NCsoft は規模を公開しなかったが、
先立って進行された過去の小規模テストとは違い、
大規模大衆を相手にしたベータテストという点である為、
早ければ 11月中にも正式サービスが成り立つ見込みだ。
中国は、オンラインゲームで韓国を追い掛ける 「追い手市場」 として数えられて来たが、
ばく大な内需市場規模を基盤に、政府支援,海外業社規制等により、世界最大消費市場になった。
これを活用して、ウィメイドやアクトズソフト,スマイルゲート,アイデンティティティゲームズ等は急成長した。
ネオウィズゲームズも、スマイルゲートの 「クロスファイア」 をテンセントに販売し、
仲介貿易を通じて得た収益によって、メジャーゲーム会社としてのし上がった。
NCsoft とネクソンのし烈な先頭競争も、中国市場においては明暗が分かれた。
NCsoft は 「リネージュ1」,「リネージュ2」,「アイオン」 を、
それぞれ中国現地でサービスして攻略に出たが、どれも全て失敗に終わった。
この会社の 2分期実績集計によれば、中国とロシア,一部ヨーロッパにおいて、
NCsoft のゲームが収めた売上中、75% ほどが現地サービス会社に分配され、
他ロイヤルティ売上の総合は、130億ウォンに止まった。
一方、ネクソンは 「アラド戦記」 を、テンセントを通じて中国でサービスした後、
分配されたロイヤルティ売上は、2分期の間だけで 1700億ウォンに達した。
これによってネクソンは、中国での成果を土台に NCsoft の持分を引受、
NCsoft の 1大株主に上がり、世界ゲーム市場においても、ビッグ4 中の一つになった。
最近は中国現地市場の成果が、韓国ゲーム産業の主体になる事はもちろん、
世界ゲーム市場の地図を変える、主な要因になって来ている。
韓国ゲームの現地興行系譜は、アラド戦記とクロスファイア以後、命脈が断ち切られた。
中国開発会社の力量が、韓国と対等な水準にまで上昇して来たし、
「League of Legends」 など、西欧圏人気ゲームが現地で位置付いて、
韓国ゲームの売り口が萎縮したからだ。
韓国内でも、League of Legends 熱風とモバイルゲーム得勢が現れている為、
中国市場の売り口萎縮は、韓国企業にとって困難を加重させる要因になったと思われる。
だが、Blade&Soul 現地興行の可能性に対しては、評価が行き違っている。
NCsoft の開発力が、現地 1位事業者テンセントのプラットホームパワーとかみ合って、
「今回は成功する」 という期待感を催している。
一方、アクション性とストーリー基盤であるゲームの特性上、コンテンツ消耗は早い為、
ゲーム内の結果物を売買するアイテム取引の比重と需要が高い現地では苦戦する筈だという
予測も少なくない。
業界関係者は、
「成功失敗に対する見込みは行き違っているが、Blade&Soul が全く通じなかったら、
韓国ゲーム業界では答の無い状況に陥るでしょう。
中国 Blade&Soul サービスは、業界全体の注目が集中するイベントになる」 と話した。
投稿者 (む) : 2013年10月18日 00:07