2015年2月22日
ネットマーブルに虚突かれたネクソン、次の歩みは 「持分売却」? [ 情報・ニュース等 ] Tweet
●NC 持分は無用...テンセント,EA 等が NC持分引受候補か
NCsoft とネットマーブルがお互いの持分を対等交換した事によって、
NCsoft と経営権紛争をしているネクソンが奇襲攻撃にあった。
NCsoft が議決権を行使する事が出来なかった自社株 8.9% を、
17日ネットマーブルに売却しながら、友好持分を確保する様にして、
キム・テクジン NCsoft 代表は友好持分 18.88% を確保する事が
出来る様になったのだ。
その結果、以前まで最大株主であったネクソンの持分 15.08% より
3.8% 多く保有する様になり、経営権防御に一層有利になった。
これにより、株主総会でネクソンの挙げた案件は否決される可能性が
高くなりながら、ネクソンが保有した NCsoft の持分は、無用の物になる
危機に瀕している。
(マネートゥデイ)
今回の NCsoft - ネットマーブルの提携により、
ネクソンと NCsoft の新規ゲーム共同開発プロジェクト MXM を除けば、
既存 NCsoft のモバイルゲーム化の優先権は、ネットマーブルが握る様になった。
NCsoft の 「リネージュ」,「ブレイドアンドソウル」 等の人気ゲーム IP を活用しようとしていたネクソンは、
戦略に蹉跌をきたす様になったのだ。
更に、ネクソンの株主提案書に含まれていた自社株消却が、「売却」 という方法を通じて行われ、
NCsoft は名分を得る様になった上、莫強した友好持分まで加わる様になり、
NCsoft はネクソンの残提案を拒否する事が出来る様になった。
ネクソンは、
「NCsoft の自社株売却決定が、本当に株主たちの権利を尊重して、
長期的な会社の発展を望んでいるのか疑問だ。これからの推移を注意深く見守る筈であり、
どんな状況でもグローバル競争時代に相応しい透明な企業文化の定着の為に、
持続的に努力して行く」 と明らかにして、NCsoft - ネットマーブル同盟に対し、
強い不快感を現した。
これにより、ネクソンは何も出来なくなった NCsoft の持分に対して、
売却をするのでは無いかという可能性に、焦点が傾いている状態だ。
ただ、ネクソンが保有した NCsoft の持分 15.08% は 6300億ウォン程になる為、
これを場内に売り渡す事は簡単にはいかない。
この為、NCsoft の持分引受を貪る引受希望者を探すのでは無いかと噂されている。
現在、世界ゲーム市場は中国のテンセントとアメリカの EA が両大軸を成しているという点で、
この二つが一番の引受先になる可能性があると考えられている。
しかし、ネクソンと NCsoft が戦略的提携を結ぶ時、
名分が 「中国ゲームの攻勢を、力を合わせて突破しよう」 という主旨だったという点を考慮すれば、
NCsoft の持分をテンセントに渡す事は、ネクソンとしても負担が大きいと考えられる。
現在、NCsoft 持分引受の有力候補としては、
オーウェン・マホニー ネクソンジャパン代表が浮かび上がっている状態だ。
過去、EA で事業開発担当の首席副社長を行い、大型 M&A を主導した経験があるからだ。
韓国内では、今回の提携を締結したネットマーブルと、
中国でクロスファイアで大当たりを出したスマイルゲートが有力候補として挙げられている。
しかし、ネットマーブルはテンセントの影響力が大きく、ネクソンの持分まで加われば、
23.98% まで持分率が増えて、何時でも経営権を脅かす事が出来る様になる。
ネットマーブルは、3大株主がテンセントであり、
スマイルゲートはクロスファイアの中国パートナーがテンセントだという点もあって、
ネクソン持分売却の変数になる可能性がある。
ゲーム業界関係者は、
「これからネクソンが持分を売却するのかの可否を置いて、
韓国内ゲーム市場がもう一度揺れ動く可能性がある。
また、金額があまりにも大きい為、持分を分割する可能性もある」 と語った。
投稿者 (む) : 2015年2月22日 20:54