8月 26日、韓国 NCsoft は事前登録者 746万を突破した今年の期待作、
モバイル MMORPG 「ブレイドアンドソウル 2」 をリリースした。

サービス開始当初は一時的なサーバーダウンが発生するなど、盛況が見られたが、
課金体制やゲーム内容が明らかになると、評価は一転、不満爆発に繋がった模様だ。

・既存モバイル ゲームと変わらない課金内容

最初の不満点は、課金システムだ。
ユーザーは既存 PC版との比較から 「リネージュM」 や 「リネージュ2M」 よりも、
比較的安価になると予想していたが、上記 2作品と変わらないくらい、
課金重視のビジネスモデルだという事が判明、第一の失望に繋がった。

これにより、韓国 Google Play におけるレビュー評価は 「星1」 が大量に増加、
一時、平均評価が 1.9 になるなど、スタートダッシュは確実に失敗した様子だ。
（現在は 3.0 まで回復）

・普通にプレイする権利 3,000円、追加でガチャやら色々と

まず、ブレソ2 を普通に楽しみたいと思うなら、
33,000 ウォン（約 3,094円）のシーズンパスを購入しなければならない。

シーズンパスを購入すると、28日間のあいだ、
経験値 100％ 増加，金取得 50％ 増加，取引可能アイテム入手可能 が活性化される。
これは、無課金では成長速度が遅いだけでなく、
ゲーム内通貨もまともに得る事ができない事を意味する。

また、当然の如く 「ガチャ」 も存在する。
変身システムの 「ソウル」 と、PC版ブレソにもある「守護石」 がそれだ。
ソウルと守護石は合成（所謂凸）が可能であり、この合成を通じて、
より上位のアイテムにする事ができる。

凸 は 5凸 まで可能であり、最大 15 の同じアイテムが必要だ。
最高級 SSR の出現確率は 3％ 程度であり、複数の SSR でこれを分配する為、
実際の排出率はさらに低確率となる。

・キャラクター グラフィック詐欺

さらにユーザーを失望させたのは、キャラクター グラフィック詐欺だ。

リリース前のプロモーション ビデオでは、既存 PC版 ブレソ1 と同等か、
延長線上に美しくなったキャラクター造型が映し出されていたが、
実際にキャラクターを作成してみると、「コレジャナイ」 感が爆発した。

ブレソ1 でアートディレクターを担当していたキム・ヒョンテ氏が、
2014年には NCsoft を退社している為、当然といえば当然なのだが、
あまりにもユーザーの理想と現実が掛け離れていた為、不満が爆発した形だ。

・戦闘詐欺

戦闘においても、不満が爆発した。
プロモーション ビデオでは、既存 PC版 ブレソ1 を三人称視点にして、
同じような戦闘を楽しめるような映像が映し出されていたが、
実際にキャラクターを操作してみると、斜め上視点のクォータービューにする方がよく、
既存 リネージュM シリーズとさほど変わらないという、ユーザー意見が続出した。

・あまりにも期待が大きすぎた

プロモーション ビデオが出た時、誰もが興奮した様に、
ブレイドアンドソウル2 に対するユーザーの期待感は、相当なものだった。

気絶，ダウン，グロッキーを活用して、戦略的に戦闘を組み立てる、
そんなプレイをモバイルでも楽しめる、そう思っていた人が大勢いた。

しかし、現実は違った。
「これは皮を入れ替えた リネージュM3 だ」 という意見が大半だ。

実際に ブレソ2 を遊んでみたプレイヤーは、
「以前に リネージュM シリーズを遊んでいて、それを楽しいと思っていて、
　さらに絵だけ変えた同じシステムに満足するなら、ブレソ2 は楽しいでしょう」
と語った。

また、ブレソ1 をプレイしていたプレイヤーは、公式掲示板にて、こう語った。
「このゲームは、ゴミだ。」

Youtube 上では 「思い出はゴミ箱へ」「末弟子は今日死んだ」
「NCによる国民詐欺」 「オープンするや否や滅びた」 等、
批判的なレビューが大量に増加している。